メンテナンス整備

愛媛県でコンプレッサの販売、メンテナンス整備を行っている有限会社愛媛エヤーサービスです。

先日、実施しました整備中の写真から、吸込みフィルタエレメントの汚れが非常に目立ちます。また下部の写真はオイルセパレータエレメントの写真です。

吸込みフィルタは文字通り空気を吸い込む吸込み口のフィルタです。そのエレメントの汚れが酷くなると空気の吸込み量が減り、吐き出し空気量も減ります。(㎥/min毎)そうなると、必要とする空気量を作り出す為に、余分な動力が必要になり、効率が低下しますね。

また、オイルセパレータエレメントとは給油式コンプレッサが空気を圧縮する際、空気と油と一緒に圧縮します。(理由は潤滑、シール、冷却の役割があります) それにより圧縮された圧縮空気には多量の油分が含まれています。その油分をろ過し、使用できる圧縮空気にする役割がオイルセパレータエレメントです。

但し、このオイルセパレータエレメントも稼働時間・使用環境により目詰まりを起こしてきます。コンプレッサが運転制御するライン圧力はこのオイルセパレータエレメントを通過した圧力です。例えばライン圧力が0.7MPA必要とします。稼働時間や負荷状態が蓄積されることによりオイルセパレータエレメントの目詰まりが起こり、エレメントの圧損抵抗でライン圧力0.7MPA時にオイルセパレータ内圧力(エレメント通過前圧力)0.8MPAとなった場合、約8%の過剰動力が発生致します。

これによって年間電気料金も何万円増、またコンプレッサの容量が大きく複数台稼働している現場になると何十万円と電気料金が上がることもありますので定期的なメンテナンス整備の必要性もご理解いただけるかと思います。また、過剰動力を抑えることがCO2排出量削減にも繋がりますので、環境的にも好循環になりますね。

今回は吸込みフィルタエレメントとオイルセパレータエレメントのご説明を致しましたが、他にもいろいろと御座います。また機会がありましたらブログにも挙げていきますのでご参考いただければ幸いです。

最後に、愛媛県でコンプレッサについての疑問、改善計画、メンテナンスのご計画があれば有限会社愛媛エヤーサービスまでご連絡下さい!

オイルセパレータエレメント交換前
オイルセパレータエレメント交換後

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